この頃ずっと構想を練り直していた【限界突破(ブレイクスルー)!】シリーズの執筆と連載を開始しました。
この作品は、もともと数年前まで某大手小説投稿サイトに寄稿していたものです。
谷底の村に暮らす15歳の少年カイエ。
彼は抗えない運命によって『疾風の衣』という魔法具を手に入れ、やがて西の大国の貴族となります。政治や戦といった数々の困難に直面しながら成長していく――そんな物語です。
ジャンルとしては、王道の叙事ハイファンタジーになるかと思います。
シリーズ誕生の経緯
この作品の原点は、実は10年以上前にさかのぼります。
オンラインゲームをプレイしながらぼんやり考えていた、別の物語の設定が前身でした。その中にはすでに「深い谷底に住む一族」という発想があり、『谷の民』という存在も登場していたのです。
さらに、田中芳樹先生の『アルスラーン戦記』という作品から着想を得た「複数の家臣を従える少年主人公」という世界観が加わり、政治や戦争に翻弄される少年の物語を書きたい、という思いへとつながっていきました。
……たぶん、そんな流れだったはずです(昔すぎて細かいところは忘れましたがw)。
過去の作品は……愚作でした
数年がかりで世界観やキャラクター設定をあれこれ練り(時間がかかったというより、単に思いつかなかっただけですが)、最初のプロローグを書き始めたのは2022年。
そこから約1年をかけ、延べ60万字ほどの物語を書き上げました。
当時は「良い話が書けた」と思っていたのですが――。
数年ぶりに読み返してみると、いろいろと足りない部分が見えてきます。
早く完結させたい気持ちが先行し、本筋と直接関係のないエピソードを大幅に削ってしまった結果、全体が「ものすごく長いあらすじ」のようになってしまっていたのです。
そのせいで、せっかく登場した脇役たちが活きず、物語そのものの厚みや重みも不足していました。
なので。
最初から全部、書き直すことにしました。
今度は、主人公の置かれた状況や世界情勢、幼馴染みたちのエピソード、王国貴族となった際にあったであろう苦労や陰湿ないじめ、周りの人たちから助けを求められ解決しただろう事件など――本来ドラマになるはずだった出来事を省略することなく、一つひとつ丁寧に描いていくつもりです。
それによって、2人の幼馴染みたちの存在感も、カイエが進んでいく本筋の物語も、より深みを増していくはずだと思っています。
その分、完結までは長い道のりになりそうですが(笑)。
ともあれ、これからもマイペースに書き進めていきます。
興味を持ってくださる方がいらっしゃいましたら、どうぞ気長にお付き合いください。


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