「来いユウト」
起き上がったラルグさまが手招いて、ウォルマーさんに運ばれる。
向かい合わせで抱きつくみたいに座らせてからキスしたラルグさまは、ボクを抱っこしたまま後ろへ寝そべった。
お腹の上にうつ伏せになったボクの腰を、後ろから両手が掴んで持ち上げる。
また異空間から取り出された小瓶を受け取ったのは、毛深くて骨太いおっきな手だった。
なんとなく緊張して見上げたら。
上体を起こしたラルグさまが、ボクの首に手を回して顔を寄せた。
ちゅっちゅって宥めるみたいなキスをされてる間に、お尻の割れ目の際くらいのとこに生暖かいものがトロ~~っと落とされる。
「あ、んっ」
思わずビクッと体が震えて、唇の狭間でくくっと笑われた。
そのまま深く潜り込んできた温かい舌先に口の中を嬲りまわされる。
後ろではゴツゴツした感触の手が潤滑油を塗り広げてた。
狭間からタマの後ろ側を通って前へ伸びた手が、ぬるぬると撫でまわす。
やんわりと包んでたと思ったら、ふにふにとマッサージするみたいな動きに変わって、気持ち良すぎて体がくねくねと動いた。
「あ……ぁ……あん…………あぁ…………」
「はは。気持ちよさそ~なイイ声だなぁ」
すぐ傍らから揶揄うみたいな呟きが聞こえて、見たら、アーネストさんはラルグさまの体の横に胡坐をかいて、頬杖をつきながら面白そうにボクを眺めてた。
すっと伸びた手が、ちょいちょいって感じに乳首の先をくすぐる。
「や、あ……あぁ……」
後ろでもボクをもみもみしてた手の指の1本が、つぷっと穴に潜り込んで、入口をぐちぐちと刺激し始めた。
「んんっ! ん、ん、んぅ…………んんんっ」
口はラルグさまに塞がれて。後ろはウォルマーさんに弄られて。ちっぱいと乳首はアーネストさんに悪戯されてる。
なんでこうなったんだろうって頭のどっかでは思ってるんだけど。
始まったばかりなこの行為に、ボク、思った以上に興奮してた。
さっき怖かったのが嘘みたい。
これって、ラルグさまが先に乱れてみせてくれたからだよね?
信頼してるひとたちとする行為はただのエッチな遊びだよって。
そう思わせてくれたから、ボクの中でのハードルが、ぐっと押し下げられてるのは間違いなかった。
ほんとに。
ラルグさまは優しくて、ボクを傷付けない。
改めてそう思ったら、ああ、このひとが好きだ……って叫びたくなった。
きゅんとなった気持ちと一緒に、おっきな波みたいな興奮が湧き上がってくる。
「……ラルグさ……ま…………好き……んっ……あ……あっ……」
自分からキスしたくなって、そっとラルグさまの歯列へと舌を伸ばしてみた。
ふっと微かな吐息にゾクッとしながら、舌と舌で小さな攻防をする。
後ろを刺激してた指が2本に増えた。
するとウォルマーさんが「おやぁ」って呟いた。
「ほんとうだ。ここが随分と柔らかい」
「お。そんなにか」
興味を持ったらしいアーネストさんもボクのお尻のほうに身を乗り出した。
「ほら」という呟きと一緒に、指で入口がグイっと広げられる。
たぶん指2本分くらい隙間をあけて広げられたそこを覗き込んだアーネストさんは「ほぉ~」と感心したみたいな声をあげた。
ってか……2人の男のひとにまじまじとお尻の穴を見つめられるのも、なかなかのシチュエーションだって思うんだけどっ!
「僕のは、女性もわりと嫌がるんだけど。これなら大丈夫かな」
え。
独り言みたいな呟きが気になって後ろを見たら。
ちょ~~ど、トランクス風のパンツの腰ひもを緩めてる最中だったウォルマーさんのソレが見えて、うひゃあってドン引きしそうになった。
長さは普通なんだけど、ふ、太さが…………。
ラルグさまのは長くてバランス良く太めなんだけど、ウォルマーさんは太さだけ馬並み。たぶん、ペットボトルくらい????
熊さんみたいな体格のひとらしいイチモツって感じだねっ!
さすがにちょっと怖かったけど、ウォルマーさんは、ボクの感じちゃうトコもグリグリ嬲りながらじっくりねっとり、もう許してってなるくらい時間を掛けてソコを解した。
何度も潤滑油を足しながら、奥のほうまでぬるっぬるにする。
「あぁ……あ……あ……も…………も、やっ……もぉ…………やぁっ……」
背中にも首にも汗が吹き出しちゃうくらい体が熱くなった。
苦笑したラルグさまが、着たままだったバスローブを脱がせてくれて、ちょっと涼しくなって正直ホッとしたくらい。
「ユウトはあまり体力がないんだ。そのくらいにしといてやれウォルマー」
「はいはい。……よっと」
くたくたになっちゃってた腰をウォルマーさんの手が引きあげる。
後ろにぐいっと引かれて、ボクの頬っぺたが、ガッチリしたラルグさまのお腹を枕にするくらいの位置になった。
「あ……あ…………っふっ…………」
潤滑油と前戯でふにゃふにゃになっちゃったそこに、先の丸いポールみたいに感じるものが押し当てられて、ぐぐっと侵入してくる。
ラルグさまに初めて抱かれた時に感じたのとおなじ凄い圧迫感だった。
柔らかくなってたから切れそうとかは無いけど、お尻に太くて固いものが入ってくる違和感が凄い。本能的な(壊れそう)って怖さで体が逃げかける。
でもがっしりした手に腰と、前からもラルグさまに肩を押さえられてて動けなかった。
「あ、あ、あ、あ、あ……あん……んっ…………あぁ……あ…………」
ずっずって続く動きと一緒に、少しずつ深く入ってくる。
それから、数分かけて徐々に慣らしたウォルマーさんの根元に生えた硬い毛が、お尻の表面をくすぐった。
「……ああ…………これは、いい…………」
ウォルマーさんはうっとりって感じに呟いた。
ボクは口から内臓が出てきちゃいそうなすっごい圧迫感で、はぁはぁしてた。
「奥からやんわりと締め付けてくる。入れてるだけで達してしまいそうだ」
そう言いながら、ぐっと腰を引く。
「っああっ!」
腸壁を引っ張られるみたいな衝撃を感じて悲鳴をあげた。
引き抜いては押し込まれ、押し込んではゆっくりと引く、が繰り返される。
滑りがあるから痛くはない。ないけど……ずりずり抉られる感じがすっごいっ!
太い……太いよぉおおおおおっ!
「ああっ! ……うぅう……あ、あ、あっ! ううっ…………あぁああっ!」
喘ぐっていうより、これもう悲鳴だよぉっ!
下にあるラルグさまのお腹に顔を擦り付けながら耐えてるうちに、それでもだんだん体が馴染んできて、徐々に息が楽になってきた。
「あっ、あっ、あぅ……あっ、あ、あっ……んんっ」
少しずつ激しくなってく動きに揺さぶられてるうちに、首元に触れたもの。
自分でもわけ分かんない衝動に動かされるまま、片手を添えてそれに口を付けてた。
「ん、おい。無理するなよ?」
「……へ……き…………んぅ……んんっ!」
体勢的に先っぽくらいしか咥えられないけど。
やりたかったんだもの。
目の前で別の男のひとに挿れられてる真っ最中なのに。
ここにあるこれはボクのもの。ボクの大好きなひと。ボクだって愛したい。
そんなどうしようもない衝動的な思いで、夢中でしゃぶってた。
「ああ、ダメだ…………これ以上、は…………うっ!」
ゆっくりした抜き差しを繰り返してたウォルマーさんは、最後に喉の奥で吠えるみたいな呻き声をあげて動きを止めた。
それから下に引くような動きでぐっぐっと腰を揺らす。
やっと、ずるずる~~っと太いものが引き抜かれて。
ラルグさまを咥えたまま、ボクは思わず鼻息だけで溜息ついちゃった。

