目の前に迫ったちんぽを片手で掴んだラルグさまは、先っぽをペロって舐めたあと、横目でボクを見てニヤッと笑った。
「いいかユウト。こんなのはただの遊びだ。この先、誰に抱かれようと、穢れたなどと思わなくていい。自分の体で相手を楽しませてやった程度に思っておけ。そのための手練手管を、この俺が、教えたんだからな」
「は……はい…………」
「ああだが、誤解するなよ? 抱かれる相手としてアーネストが例外だというだけで、男なら誰でもいいってわけじゃない。たとえばそこのウォルマーなんぞ、死んだってごめんだ」
「あはは。僕も坊ちゃんは遠慮したいですねぇ。抱くなら華奢で小柄な可愛い子のほうがいい」
くすくす笑ったウォルマーさんがボクのこめかみにキスする間に、顔を寄せたラルグさまの唇が、アーネストさんをぬるんっと咥えこんでた。
アーネストさんのちんぽは、ラルグさまのと比較したら普通サイズ。
それでもボクなんかよりずっとおっきくて、ラルグさまのしゃぶり方も違う。
後ろ肘をついたままもう一方の手で軽く握って、伸ばした赤い舌と唇が、先っぽの割れ目から裏筋、カリ首、竿の全体へと舐め廻してく。
竿を挟むみたいにする~~っと上へ辿った唇がちゅぽんと飲み込んで。
先をちゅぷちゅぷと、それから全体をじゅぷじゅぷ音を立てながら愛撫する。
顔を斜めに傾けて、舌先でくるくると螺旋を描く。
喉の奥まで迎え入れてても顔を顰める様子はなくて、薄目をあけた赤い目に銀色のまつ毛が覆い被さってて、何だかうっとりしてるみたいな表情だった。
ボクは目が離せなくなって、ドキドキしながらそれを見てた。
だって、ラルグさまが色っぽくて………………綺麗なんだもん。
もとがすっごい美青年だからなのかなぁ?
それともボクも男のひとに抱かれる人間だから、そう思うだけなの??
エロいことをしてるはずなのに、明るい光の中でやってるからか、それこそ性遊戯を楽しんでる……って雰囲気でイヤらしい感じがしない。
そのラルグさまの髪をサラサラ撫ぜてるアーネストさんも、くすくす笑い出しそうな表情で、気持ちよさそうに目を細めながら見下ろしてた。
「う~~~~ん……久しぶりのこの感じ。ほんっと、これに味を占めちゃうとヤバいよなぁ。他のどんな女も物足りなくなっちまう」
独り言みたいなアーネストさんの呟きに、くっと喉の奥で音を立てたラルグさまは、ちんぽから口を離して顔をあげ「なに言ってやがる」って笑った。
「男のツボを知ってるのは男だと、最初に言ったのはお前だろうが」
「ま、そうですけどね」
引き寄せられるままキスをしたアーネストさんは、上体を倒したラルグさまに覆い被さりながら「男にも、坊ちゃんほどの達者はいませんよ」と付け加えた。
くすっと笑ったラルグさまの手が、宙に円を描いてそこから小瓶を取り出した。
受け取ったアーネストさんは手の平に中身を少し落として、浮いたままだった円の中に小瓶をポイっと放り込む。
落とした液を片手で揉むように温めてから、その手を、まだしょぼんしてるちんぽからお尻までの皮膚にするするっと滑らせた。
「っ……ふっ……」
ビクッと体を震わせたラルグさまの口から思わずって感じの喘ぎが聞こえた。
切なげに眉を寄せた顔を見て、ボクは真っ赤になっちゃった。
エ……エロ…………い……!
つい体の前にあった腕を握っちゃって、耳元でくすくす笑われた。
「鼓動が早くなってるね」
「……だ……って……」
「確かにいまのは下半身直撃の声だねぇ」
ボクたちがぼそぼそ喋ってる間にも、アーネストさんの前戯が続いてた。
塗り広げた潤滑油でちんぽとタマを柔らかく愛撫しながらキスする。
ラルグさまはずっとアーネストさんの首の付け根に手を置いてて、時々「ん、ん」って小さく呻きながら、次はこっちを舐めろって言わんばかりな仕草で自分の乳首へと促した。
「……はぁ……あっ……う…………」
アーネストさんの舌が白い肌に飾られてる亜麻色をした乳首を嬲る。
そのたびに、めちゃくちゃ艶っぽい声が響いて、ボクまで悶えそうになった。
ど、どうしようっ。
喘いでるラルグさまがエロすぎるっ!
普段はそんな素振り絶対見せないから、よ、余計にギャップが……!
ボクの立場だとホントは嫉妬しなきゃいけないはずなんだけど。
でもこの2人の仕草は、どう見たって慣れきった熟年カップルのじゃれ合いみたいな感じで、そんな気持ちの入る余地がぜんっぜんない!
別の意味では嫉妬しそうだけどね!
ボクじゃ逆立ちしたって、ラルグさまをあんな風には感じさせられないもんっ!!
「ふっ……んん……」
キスの合間に後ろに滑ったアーネストさんの指先が、窄まりを揉み解す。
入口をぐにぐに慣らして、柔らかくなったそこに2本指がずずっと潜っていった。
「ああっ……うっ…………ふ…………」
「しばらく未使用だったはずですけど、えらく良さげじゃないっすか?」
「ぬ……かせ…………うっ……」
「ほ~んと、素直じゃないなぁ」
「お、まえ相手に……素直でどうする……」
「いいじゃないっすか。オレぁ、乱れまくった姿もおねだりする顔も何十回と見てるんですし。ここが、好きなのも、知ってるんですしねぇ」
「……っ、ああっ!」
肩に手を置いたままビクッと小さく仰け反ったラルグさまは、蠢くアーネストさんの指の動きに反応してビクビク体を揺らしてる。
はぁ……と息つぐ顔がだんだんトロリとした表情になっていってて。
ボクがラルグさまにされてたときの感覚を思い出して、見てるこっちまで体の奥をくすぐられてるみたいな気がしてウズウズした。
ボクがもじもじしてたら、バスローブのうえから抱えてた片腕がのっそりと動いて、包んでた合わせ目から中へ潜り込んだ。
ちょっとごつごつしたおっきな手が、ボクをやんわりと握り込む。
「……あ……あっ…………」
「ほらほら、あっちに集中して」
揶揄うように言われて前を見たら、アーネストさんが起き上がろうとしてるトコだった。
足のあいだに体を割り込ませて、両膝を軽く開いた体勢で膝立ちになったアーネストさんは、綺麗な筋肉のついたラルグさまの左足を小山みたいな肩に引っ掛ける。
勃ちあがった自分のちんぽを片手でグイッと倒して、割り開かれたお尻のあいだの窄まりに押し当ててクニクニ探るみたいに揺らした。
「じ……らす……な…………さっさと…………ふっ……」
「久しぶりなんすから、そう急かさんでくださいよ」
笑いながらぐっと腰を進めたアーネストさんの先っぽが、ずずっと潜り込んだ。
アーネストさんの太ももに隠れてこっちからは直接見えないけど、顎を揺らしたラルグさまの表情で、体の中が刺激されて感じてるのが分かる。
それとほぼ同時にボクを握ってたおっきな手がするっと動いて、手の平で輪っかを作るみたいにしてゆるゆると刺激した。
切なげに喘いでるラルグさまの姿を見てドキドキしまくってたボクは、乾いた表面をさらさら撫ぜるだけの刺激でもすぐ元気になっちゃった。
「……っ……~~~~っ!」
声が出ちゃいそうになって、慌てて両手で口を抑えた。
その動きに気付いたラルグさまの目がチラリとボクを見る。
ふっと苦笑するように細められた赤い瞳は、アーネストさんが腰を回した動きに反応して、ぎゅっと閉じた目蓋の向こうへ隠れた。
「……ぅあっ……ああ…………くっ」
片手で太ももを押し上げながら、ずっずっと小刻みに動いてたアーネストさんのちんぽが、ぬぷぷっと入って、ずる~っと引く動きを繰り返す。
奥へ突き入れるというより、狭い腸壁で扱かれる感触を味わってる感じだった。
「ああ~~いいなぁ~~この締め付け」
場違いなくらい爽やかな声でアーネストさんが言った。
「女のぬめった壺も良いんっすけどねぇ。締りを味わうならこっちだなぁ」
「ふっ……うっ……ぅあっ……」
「っとと。そんなに締められたらイっちゃいますって。オレぁそんな堪え性ないんすから」
「……し……るかっ……!」
「憎まれ口叩いてると、本気出しちゃいますよ?」
「っく……っ!」
ぐりっと抉る腰の動きに、ラルグさまがビクビクと体を揺らす。
肩へ担ぎ上げてた足を下ろしたアーネストさんは、腰の後ろに両手を回して軽く自分のほうへ引き寄せて、割り開いた太ももを押し上げながら体をそらした。
それで中の当たってる場所が変わったのか「ああっ!」と悲鳴のような嬌声があがった。
「ははっ。やっぱこの体勢が一番弱いかぁ。オレのだと、ちょ~~ど当たるっすもんね~」
「ああ……そこ、が…………い……」
「どうします? ほんとならじっくり嬲りたいトコなんすけど。あっちの2人をあんまり待ち呆けさせるのもなんですし、さっさと終わらせますかねぇ?」
「…………ああ」
眉根を寄せたラルグさまが目を閉じたまま頷いたのと同時に、ニッと笑ったアーネストさんがグッと腰を入れ、緩やかだった動きを一変させた。
自分がイクために腰を振るっていうより、お腹側の一点を突き上げてひたすらラルグさまを昇らせようとしてる動きにみえた。
「っあっ! ああっ! あ、あ、っく……うぅぅ……っ!」
たぶん一番感じるトコばっかり刺激されてるラルグさまは、たちまち乱れて、我慢できないって様子で頭を振り始めた。こんどはアーネストさんも余裕のない表情で汗を浮かべながら黙々と突き上げる動きに集中してる。
それを見てたボクの耳の後ろからも、ウォルマーさんの熱い息がくすぐった。
「う~~~~~ん……刺激的な光景すぎだよねぇ……」
ちゅっちゅっと耳元から首へと唇で辿ったウォルマーさんが、掠れた声で呟く。
ボクを包んでた手の動きも、目の前で揺れてる2人の様子に感化されたみたいに、少しずつ強さを増してってた。
「……やっ……やん…………」
「ふふっ。ユウト坊ちゃんも、いい感じに熱くなってるねぇ」
「だ……だってぇ……」
「うんうん。あれを見せられちゃね。ラルグ坊ちゃんも、ほんと面白いこと考えるなぁ」
「……ボクの……ため……?」
「それもあるけどね。ラルグ坊ちゃんの場合は両方だから。ついでに楽しんでるってのもあるんじゃないかな?」
ラルグさまは基本的には抱く人、だけど。
最初に教えたのがアーネストさんってことは、抱かれる側から始めてるってことだもんね。
両方の良さを知っちゃってれば、たまに欲求が沸くのは当たり前かぁ……。
「ああっ! ぅっ!」
切羽詰まった感じの喘ぎが聞こえて、見たら、いつのまにかアーネストさんの手が2人のお腹の間に挟まれてるおっきなのを握ってた。
まるで楽器でも弾いてるみたいにバラバラに蠢いた指の間で、白い飛沫が弾ける。
その余韻に体を震わせてるラルグさまより少し遅れて、アーネストさんも「ぐっ」と低く呻いて腰の動きを止めた。
最後に、ぐっぐっぐっ!と押し付けてから、ふ~~~っと溜息をついた。
「ヤバイ、ヤバイ。うっかり坊ちゃんより先に出しちまうトコだった」
独り言を呟いてズルッと萎えたモノを引っこ抜く。
それから見覚えのある仕草で、すぐに抜け出たとこに2本指を突っ込んだ。
「……っは……」
気持ちよさそうな反応をしたラルグさまを見て、何してるのかすぐわかった。
いつもお腹の中を洗うこの癖……ってか、習慣って……アーネストさんから受け継いだものだったんだぁ…………。
変なとこに感心しちゃってたら、大きな溜息をついたラルグさまが振り返った。
そして、ちょっと照れくさそうに苦笑した。
「分かっただろ? 俺でも……抱かれればこうなるんだ」
「……ラルグさま……」
「せっかく使い勝手のいい奴らが揃ってるんだ。お前も楽しめばいい」
「そうそう! オレら3人、上手い具合にタイプが違うから。ユウト坊ちゃんは長さも太さも選り取り見取り。恋人エッチからハード調教まで、どんなプレイでも楽しめるってもんだな!」
「は……ハード調教だけはやだっ!」
「ふっ、ははははっ!」
思わず突っ込んだら、3人共に笑われた。

